注意!!ヘリウム不足を理由に間違った情報が流れています。

ヘリウム不足は数年前の騒ぎからまったく状況は変わらず

むしろ、より深刻な状態です。

ヘリウム問題とは

日本中、世界中でヘリウムを使った医療や産業がおおくあり

とても大切なガスですが、現実問題として枯渇状態です。

医療現場ではMRIに使われ、工業的には分析機器や熱ファイバーや

半導体の製造現場でつかわれ、風船に使用はその中では少ないのです。

どうして不足になるのか

供給が追い付かない理由の一つが、供給元である天然ガス田の数が増やせない点にあります。
ヘリウムを採取するための天然ガス田自体は数多くあるものの、採算に見合うコストでヘリウムを取り出せるのが、「アメリカ(76%)」「アルジェリア(9%)」「カタール(7%)」「ロシア(3%)」「ポーランド(2%)」の5カ国に限られているのです。
また、中国などの新興国の経済成長によりヘリウム需要がさらに増したことも、事態の悪化に拍車をかけています。 現在、これまで市場へ潤沢に放出されてきたヘリウムの在庫が底をつき始めており、このまま消費を続けていると、数年後には枯渇するといわれています。

そんな状況なので風船屋もヘリウムが入手困難な状態です。

幸い、BLUESKYは何とか無理をお願いしてまだ少量ですと

入手が出来ていますが、出来ないお店や結婚式場さんがおられます。

バルーンの飾り付けは結婚式でよく使われます。

BLUESKYでもよくご依頼がありますので

ウエディングバルーンは大人気です。

ふわふわ浮いているバルーンは会場を華やかで

結婚式らしく彩ります。

そんなバルーン屋さんに一大事です。


広島のバルーン仲間が仕事で入っている婚礼グループ会社内の通達で驚くべき内容が発表されました。

今後はヘリウムガスは使わずに

窒素ガスで代用するようにとのこと

ありえません。

どこで間違った情報が伝わったのでしょうか?

風船が浮くためには空気よりも軽いヘリウムを入れるから浮力が付くのです。

窒素は空気よりも重いので、窒素ガスでは絶対に風船は浮きません。

どうしてこのような間違った情報が流れたのか

調べてみました。

その前に、

今回の窒素騒動のこととFBでバルーン仲間がまとめていますので

そちらを掲載します。

鮫島サメポンさんのFB投稿

【注意喚起】

最近、知り合いの風船業者さんが、クライアントから「今後はヘリウムではなく窒素(ちっそ)ガスを使って」と言われた様です。
風船屋にとっては「はぁ?!言ってる意味がわからない」な発言なんですが(笑)

どうやら「窒素ガスでも風船は浮く」と誤解している人が居るようです。

結論から言うと
【窒素ガスでは風船は浮かびません】

大気(たいき)の主成分である窒素で風船が浮くなら苦労はしませんよ(笑)

スマホでググればスグに分かる事だと思うんですが・・・

ーーーーーーー

水とサラダ油を混ぜると、比重の重い水が下に、比重の軽いサラダ油が上に溜まります。
結果的にサラダ油が水の上に浮かぶことになります。

比重の差が浮力を生む訳ですから、風船を浮かせたい場合、身の回りの「大気(空気)」より比重の軽い気体を大量に充填して膨らませれば、風船は浮きます。

地表付近の大気の主な成分は、窒素が約78%、酸素が約21%、残りがアルゴンや二酸化炭素等です。 ※湿度ゼロの乾燥大気の場合です

ほぼ窒素である大気中で、風船に窒素ガスを充填しても、比重の差が無いので浮きません。
どうしても浮かせたいなら「熱気球」にするしかありませんが、風船を温め続けるのは現実的では無いでしょう(笑)

大気より比重の軽い気体は「ヘリウム」や「水素」が代表的ですが、水素は燃料に使われるほど燃焼エネルギーが高い(火がつくと爆発燃焼する)ため、日本の風船業界では使用する事が禁止されています。ガス爆発と同じような大事故になるからです。
※ヒント:ヒンデンブルグ号で検索

ですから、日本ではヘリウム一択となります。

ヘリウム自体は、窒素の代わりに深海潜水用のエアボンベに使われるくらいに人体に安全な気体です。※深海などの高圧下で「大気」を吸入すると「窒素酔い」をおこして失神するので、それを避けるためにヘリウムと酸素の混合気を代替に使います。

ヘリウムを吸って倒れたり死亡したりするのは「酸素を一切含まない気体」を吸って急激な酸素欠乏症をおこしたからであって、たとえば100%の二酸化炭素ガスや窒素ガスを吸えば同じく酸欠事故が起きます。
それらがニュースにならないのは、二酸化炭素や窒素を吸ってもヘリウムの様に声が変わらず面白くないので、誰もやらないからでしょう。

無酸素ガスを吸うことが危険なのであって、ヘリウムが危険な訳ではないのですが、現象だけを見て原因を考えない人は「ヘリウムは危ない」と短絡的に思い込んでしまいます。

ーーーーーーー

大事なことなのでもう一度言いますが

【窒素ガスで風船は浮かない】
【風船を浮かすにはヘリウム一択】
【ヘリウム自体に危険性は無い】

以上を覚えておいてください、お願いします。

※もし「当社は安全な窒素ガス100%で浮かせてます」と言うような業者が居たとしたなら御注意下さい。そんな【有り得ない事】を言う業者は【モグリ】の可能性があります。業界では禁止されている危険な水素ガスを使っているかもしれません。


読んでいただくとわかるのですが、

2つの問題が提示されています。

窒素では風船は浮かばない

当たり前ですが、空気よりも重たいので浮きません。

子どもの科学のコカネットにわかりやすく解説されていました。
風船を宙に浮かせるため

空気は約8割が窒素、約2割が酸素でできています。縁日で売られている風船が浮くのは窒素や酸素よりずっと軽いヘリウムを使っているからです。昔はヘリウムより軽い水素ガスを使った風船が売られていましたが、水素は引火・爆発の危険性が高く、水素を使った飛行船が炎上事故を起こしたこともあり、現在は爆発しない不活性ガスのヘリウムを使うようになりました。

ただ、今までも結婚式場では窒素を使ってバルーンデコレーションはしていました。

それで誤解を受けると困るのですが、

タイヤに空気を充填するのに窒素ガスを使うことがあります。

空気が抜けにくく劣化予防にもなり、燃えにくい特性がありますし

会場内でエアーの電動の空気入れを使用すると音が大きく会場の迷惑になるため

大きなボンベで静かに風船を充填できる窒素のボンベを持ち込むことがあります。

それはあくまでも、デコレーション浮かばない飾り付けの場合です。

ヘリウム不足のために産業界でも、

今までヘリウムを使用していたガスクロ(分析機)の

キャリアを 窒素や水素に変えましょうと言われているのを、誤解して

浮かぶ風船にも使えると間違った理解をしたのかもしれません。

安全な窒素だと言って水素ガスを販売する危険な業者がいること

これが一番怖いです。

風船が浮くためにはヘリウムか水素でないと浮遊できません。

昔は水素を使って屋台で販売され、大爆発を起こすなど危険なことが頻発したので

現在、日本では風船に水素を使うことは禁止されています。

水素ガス(H2)は,ヘリウムガスと比較して入手しやすく,安価で,線速度に対する分離性能も高いといった特徴をもち,安全面に留意して使用すればランニングコストも大幅に削減することができます。一方で,水素ガスは爆発しやすい危険なガスです。

これを知らないまたは、知っていても安価なことを理由に
窒素だと言えば安全と思うだろうと安全な窒素と称して
水素を販売している業者がいるみたいです。

本当に恐ろしいです。

どうぞ、間違った情報をうのみにせずに

安全な取扱いをなさってください。

わからないことがありましたら、お近くのバルーン専門店にお聞きください。

BLUESKYは

世界バルーンアーティストCBA取得者

日本バルーン協会バルーン業務安全管理士取得者

風船を安全に使用するために常に新しい情報取得、発信しています。

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